1979年に創鋳され、以後毎年発行されている金貨。
表面にエリザベス2世の肖像、裏面にサトウカエデの葉が浮き彫りされている。純度99.99パーセント（.9999）以上の純金製。

1トロイオンス、1/2トロイオンス、1/4トロイオンス、1/10トロイオンス、1/20トロイオンスの5種がある。

メイプルリーフ金貨発行以前は、地金型金貨のマーケットは南アフリカのクルーガーランド金貨の独擅場でした。

アパルトヘイトに抗議するための南アフリカ製品ボイコット運動がおこったのち、メープルリーフ金貨がその地位を奪いました。
メイプルリーフ金貨の成功をみて各国が地金型金貨市場に参入するが、現在でもメイプルリーフ金貨の人気は高く、流通量は世界一です。

バチカン部分をよく見ると、「Ⅱ」。

エリザベス女王は1952年2月6日、父の国王ジョージ6世が崩御し、1701年王位継承法に基づき、25歳という若さで「女王エリザベス2世（Queen Elizabeth II）」としてイギリス女王（君主）に即位しました。

言わずと知れたエリザベス1世は、イングランドとアイルランドの女王（在位：1558年 - 1603年）。彼女の統治した時代は、とくにエリザベス朝と呼ばれ、イングランドの黄金期と言われています。生母はアン・ブーリンと言えば聞いたこともある方もいらっしゃるのではないでしょうか。


偉大な「エリザベス1世」と同じ名を持つ「エリザベス2世」。
長く人々に愛された最高の女王だったのではないでしょうか。