縦約14㎜×横約11㎜の美しいエメラルドカットが施されたシトリン。

「シトリン」の名は、その色味からフランス語でレモンを意味するcitron（シトロン）に由来しています。
クォーツの一種ですが、その歴史はとても古く、何千年も昔から、装飾品に使用されてきました。
ビクトリア朝時代のペンダントやブローチには、シトリンがあしらわれているものも数多くあります
シトリンの黄色やオレンジ色は、クォーツの結晶構造に含まれているごく少量の鉄分によるものです。クォーツの鉄分が光の波長によって、黄色やオレンジ色に輝いて見えます。

自然界に存在するシトリンはアメシストが地熱などでじっくり熱せられ、シトリンへ変化したものです。
あまり広くは知られていませんが、アメジストとシトリンは色が違う、まったく同じ石です。
天然のシトリンは非常に希少で、価値がとても高くなります。
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市場には数多くのシトリンが出回っていますが、そのほとんどはアメシストを人工的に熱処理したものです。