2石で0.636ctのダイヤモンド。

トライアングル型のこの大きさはあまり見られません。
上下の角だけ、袋爪で留めることで、シャープさが強調されています。

表面には軽く擦れたような跡がありますが、肉眼ではその輝きに変わりはありません。

ヴィンテージのリングの風合いはその使い込み感や着用感から生まれます。

貴金属部分は磨きなおすことによって、輝きを取り戻すことは簡単にできますが、この小さなキズはこのリングの年輪のようなもの。

このキズがヴィンテージ独特の風合いや、いぶした金の感じを出している場合があります。

いつの時代、どんな人がどこで使っていたのか、どんな経緯を経て、ここにたどり着いたのか。

古いモノの歴史を想像するのも、ヴィンテージやアンティークを愛でる楽しみの一つです。