ファイヤーオパールのふるさとはメキシコの山岳地帯｡
それは古代アステカ文明が花開いた地域の近くでもあります｡

スペインに征服される前のアステカの人々は､掘り出したファイヤ―オパールを「ハミングバードの宝石」と名付け､こよなく珍重したといいます｡
アステカ文明は１５世紀の覇権国スペインに跡形もなく滅ぼされました｡
いま､見るも鮮やかに輝くファイヤ―オパールを通して､遠い文明の栄耀栄華が目の前に甦って来るようです｡

またファイヤーオパールは情熱的な恋を呼ぶお守りともされ、運命的な出会いを引き寄せる効果があると言われています。
情熱的なオレンジの奥に見える炎のような赤や緑の光がそうさせるのでしょうか。

しっかりとした4本の爪で、不安定な石を支えています。

石の遊色効果を出すためでしょうか。
台座も腕にも透かし細工を施し、あらゆる角度から光を取り込めるようになっています。

高く掲げる腕には艶消しと光を反射させるためのミル打ち。
両脇の小さなダイヤモンド。

神秘的な石の美しさとプラチナの静かな冷たい光が美しいリングです。